診療案内
診療対象どうぶつ:犬・猫のみ(2021年より)
当院は完全予約制です。お電話にてご予約ください。
※諸事情により(2023年6月25日~)、完全予約制となります。
既にご予約されている方々への影響が生じる為、
ご予約・変更は事前にお電話にてお願い致します。
御理解の程どうぞ宜しくお願い致します。
予防診療
ワクチン予防(狂犬病ワクチン・混合ワクチン)
様々なタイプの混合ワクチンを扱っておりますが、
その仔に一番合った・より安全なワクチンを提案致します。
フィラリア・ノミダニ予防
より安全で刺激が少なく『ノミの卵』にまで効く背中に垂らすタイプのノミダニ予防薬から、味の付いた食べるタイプのフィラリア予防薬・ ノミダニ予防薬まで扱っています。健康状態や性格に一番合ったものを処方致します。
猫のフィラリア症をご存知ですか??
犬では良く知られているフィラリア症。実は猫にも感染するすることをご存じですか?
猫のフィラリア症は
犬よりも『重症な症状(ぜんそく・肺炎)』や『突然死』を招くこともある恐ろしい病気です。
猫のフィラリア症はオーナー様がきちんと予防をすれば確実に防ぐことができる病気です。大切なネコちゃんを守るためにきちんと予防して頂くことをお勧め致します。
当院では背中に垂らすスポットタイプの予防薬をお勧めしています。
生活習慣病の管理
人では『メタボリック症候群』、俗に『メタボ』があります。これは、色々な理由で体の中に『悪玉コレステロール』と呼ばれる脂肪分が溜まりやすくなることで、肥満症・糖尿病・膵炎・肝臓胆嚢疾患などを引き起こす、いわゆる生活習慣病です。悪玉コレステロールが溜まりやすくなることを『脂質代謝異常』がある、と呼びます。
実は、この『脂質代謝異常』はワンちゃん・ネコちゃんにも脂質代謝異常は存在していることが分かってきました。脂質代謝異常を治療することで肥満症・糖尿病・膵炎・肝臓胆嚢疾患などの改善を促す、という新しい研究がなされています。
『食事の量を少なくしているのに何故か痩せない』
『血液検査でコレステロール・中性脂肪が高かった』
『従来の治療しているが膵臓・胆嚢・肝臓の血液数値がなかなか下がらない』などといった場合、脂質代謝異常を疑います。
上のグラフは脂質代謝異常の原因追究の為に行なわれる
『リポテスト』の結果です。
この解析結果を元に適切な治療方針(食事の変更・お薬の処方)を相談していきましょう。
皮膚診療
皮膚病の治療には食事療法、シャンプー療法、ステロイド療法、減感作療法など様々な治療がありますが、難治性の皮膚疾患は一生涯うまく付き合っていかなければならないケースもあります。負担のかからない一番良い治療を提供するよう心がけています。
呼吸・循環器診療
命に直結する部位(心臓・肺・気管)を扱う科です。深刻な状況に陥ることもあります。私自身24時間救急病院で勤務し多くの救急患者を診てきました。そこでの来院患者の中で、気管虚脱・心臓病に伴う肺水腫などの呼吸・循環器疾患の患者数は圧倒的に多く、その殆どは重症な状態であったため集中的な治療を必要としました。治療にはスピードそして経験からの正確な判断力が求められます。より確実な治療を行うためにレントゲン・超音波についてより良い機器を導入しました。また、酸素ケージ(ICU)も備えております。
内臓器・内分泌・腫瘍診療
どうぶつを家族の一員として大切にされる方が増え、どうぶつの平均的な寿命も確実に長くなってきました。それに伴い中年齢~高年齢のどうぶつで腎臓病・糖尿病・腫瘍性疾患などの慢性期疾患は多くみられます。残念ながら『持病』として一生付き合っていかなければならない疾患が多い分野です。
眼科診療
当院では、角膜の傷の有無を調べるフローレス検査、涙の量を調べ、ドライアイ(乾性角結膜炎)がないかどうかを調べるSTT検査、緑内障を調べる為の眼圧測定など眼治療に重要な眼検査を行うことが可能です。
消化器診療
消化器疾患では主に食欲不振、嘔吐、下痢などの症状を起こします。
その原因は様々で、胃腸自体に原因があることや、それ以外に原因がある場合もあります。
各種検査から治療を開始し、症状の改善が見られない時は内視鏡検査を行うこともあります。その結果、食事療法・内服などにより症状の良化を目指します。また腫瘍などの生涯にわたって付き合っていく病気が発見されることもあります。
その仔や状態にあった最適な治療を一緒に考えていきましょう。
内視鏡診療(胃・大腸カメラ)
以前は、動物が『誤飲した異物』を取り出す為に内視鏡を使用する機会が多くありました。しかしながら、最近では『時々吐く・下痢する・食欲にムラがある・血混じりの液体を吐く・血の混じった便が出るなどの原因追及』の為に『内視鏡を用いた病理検査(細胞検査)』を行うことの方が多くなっています。
病理検査をすることで「この子が時々吐いたり、便がゆるくなるのは生まれつき胃腸が弱いからなんだ」と思っていた本当の理由を、更に追及出来るようになりました。お腹が弱いのには必ず原因があります。
『上部消化管・下部消化管』内視鏡
(胃腸・大腸カメラ:上写真)
プローブ(下写真)と呼ばれる機器の先端には小型のカメラが付いています。このプローブを口から入れ、胃腸内に出血・異物・腫瘍性病変など、画像上の異常がないかどうかをチェックします。その際、胃腸の細胞を数ミリ採取します。採取した細胞は病理検査所にて細胞検査を行い、顕微鏡レベルで異常がないかどうかを調べます。
外科診療
『去勢手術』・『避妊手術』から、
『歯周病治療の為のスケーリング(歯石除去)術』
『異物除去の為の消化管手術』
『腫瘍の摘出手術』
など一般的な手術を行うことができます。
その他、難易度の高い手術にもできる限り対応できるよう精進しておりますが、
状況によっては2次診療病院、大学病院等をご紹介致します。ご理解の程どうぞ宜しくお願い致します。
どんな手術を行うに当たっても、『手術を行うメリット』と、『手術を受ける際に避けては通れない合併症』などについてしっかり考えなくてはなりません。ご不明な点についてはご相談ください。
整形外科・神経外科診療
より合併症の少ない、安全性の高い治療方法を提供できるよう心がけています。状況によっては大学病院等を紹介致します。
骨盤部の左右仙腸関節脱臼に対して
スクリュー・Kワイヤーを使用し左右仙腸関節および左右腸骨翼の固定を行った外科的治療例
大腿骨螺旋骨折に対して
チタン製ロッキングプレート・スクリューにて固定を行った外科的治療例
顕微鏡検査
血液塗抹では血球成分を中心に評価します。血球成分には白血球・赤血球・血小板があり、それらを「直接、顕微鏡で確認する」ことで様々な病態を調べます。
長泉町 下土狩どうぶつ病院